精神病院閉鎖病棟入院体験記

ごく普通のサラリーマンが、閉鎖病棟に入院させられた体験記
終わりの始まりは心療内科への通院

心療内科へ

仕事や家庭での様々なストレスが重なり、心療内科へ。
心療内科へ行くこと自体最初は抵抗があったけど、この時はもうどうしようもなかった。
体も心も限界だった。

心療内科では、SSRI(デプロメール)とデパスという薬を処方される。

2週間ほど休職した後、復職。
復職後は、軽いうつ状態が続くも、ゆるゆると仕事をする。

軽いうつ状態←これは自分でかってにつけた病名だ。
というのも、心療内科の主治医は病名を告げない医師だった。

精神科や心療内科で病名を告げない医師というのは、実は結構いる。
いろんな理由があるけど、病名を告げることのデメリットのほうがメリットより大きいと考えている医師にこの傾向が強い。

心療内科に行く前の話

と、ここで、心療内科に行く前の出来事について触れたい。
心療内科に行く前にも、本当に、本当にいろんなことがあった。
心の限界の前に、原因不明の様々な身体症状が出た。

まず、体がだるい。
とにかくだるい。
歩くのもやっとで、階段は、手すりにつかまりながらやっと登っていた。
あまりにしんどそうに歩いていたので、まわりからも心配されたが、原因がまったくわからず、とにかくひどいのみだった。

心因性?頭痛

次に原因不明の頭痛が頻繁に起きるようになった。
夜になると決まって頭痛になり、頭を抱えきっていた。
まったく動けなくなる日もあり、ひたすら暗いところで耐えていた。
一般の病院に夜間救急で酸素を吸いに行ったこともあった。

うつ病発症の1年後

発症から1年、急に調子が悪くなり、デパスが過剰摂取気味になっていく。

デパスは医者いわく、
「気分がスカッとする薬」
実際よく効く。
ただ、効いている間は調子がいいんだけど、3時間ぐらいで効き目が切れてくる。
デパスが切れると途端に調子が悪くなるので、過剰摂取気味になる。

デパスの過剰摂取かSSRIが頭をおかしくさせてしまったのか、キチガイじみた行動を取るようになる。

気が狂った

困ったことに、頭がおかしくなってしまった。
おかしな行動、人に迷惑を掛けるような行動をとるようになってしまった。
心に効く薬は、心に効き過ぎる。

具体的に起こしてしまった行動は書かないけど、この時に周りにいた人には本当に迷惑をかけた。心から申し訳ないと思う。
当時を思い出しただけで、鬱になる。

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