カウンセリングは心の病に有効か?
精神病、特にうつ病や双極性障害、境界性パーソナリティ障害などを患っている人でカウンセラーに相談に乗ってもらった人、乗ってもらっている人も多い。
カウンセリングというのは心の病に有効なのだろうか?
と考えたことがあった。
というのも、何人ものカウンセラーに相談したけどあまり大きな効果がなかったから。
カウンセラーも相性が合う人、合わない人がいるというけどまさにそのとおりだと思う。
カウンセラーは同情しない
何人ものカウンセラーと話していて気づいたのが、
「彼らは同情しない」
ということ。
話はいくらでも聞いてくれる。
時間が決まっているならその範囲内、時にはそれを超えてでも、ちゃんと向き合って嫌がることなく話を聞いてくれる。
でも、彼らは決して同情しない。
話は聞いてくれるけど同情はしてくれない。
キレても泣いてもカウンセラーは一緒に泣いてくれないし、嫌っている人のことを悪く言ってくれない。
カウンセラーはおうむ返し
よくよくカウンセラーの話を聞いていると、カウンセラーは話し手の言ったことをおうむ返ししている。
「大変なんですー」
と言うと、
「大変ですねぇー」
と返してくる。
言葉に軽さがないのでもっともらしく聞こえるけど、実は相談者が話したことをリピート再生しているだけ。
それでも相談者の心の負担を解いてくれるわけだからスゴイといえばスゴイ。
そのテクニックが、カウンセリングのコツなのかもしれない。
よく考えると話が矛盾してる
カウンセリングを終えるとすっきりした気分になる。
心晴れやかにうちに帰ると、
「あれ?なんかおかしくないか?」
ということが往々にしてある。
これもまたカウンセラーのテクニックだと思う。
うつ状態から抜け、心晴れやかになる状態に持っていければよいのだが、どうしても元に戻ったり、矛盾に気づいたりしてしまう。
相性がいいカウンセラーに会うまでが大変
おうむ返しや話の矛盾が悪いというわけではない。
心が晴れてうつ状態から逃れることができれば、どんな言葉でも素晴らしい言葉だ。
管理人が今定期相談に乗ってもらっているカウンセラーは話の矛盾こそないものの典型的なおうむ返しの人だ。
それでも心が救われるところがある。
たとえおうむ返しでも、心から同情してもらえていないのはわかっていても、信じることで(一方的かもしれないけど)カウンセラーへの信頼が増し、相談しやすくなるなーって思った。