ごく普通のサラリーマンが、閉鎖病棟に入院させられた体験記

人のエネルギーを吸い取って生きる人

「人のエネルギーを吸いながら生きる」

こういう人はいるものだ。
この表現は、医師から学んだ。
一緒にいて疲れる人とはまさにこのことだ。

この手の人は、自分ではまったく自覚がなく、周囲から見ても元気な人なのだけど、一緒にいると疲れる。
いや、一緒にいて楽しいのだけど、
「あっちに行こう」
「もっと時間をずらそう」
などと、自分の思い通りに他の人の行動をコントロールする。

パワフルな人なので、たくさんの人を一度に動かすことができるのだが、自分のペースをかき乱されてしょうがない。
一緒にいてほんとうに疲れる。

これが他人だったら付き合わなければいいだけの話なのだけど、仲がいい友達だったりするからたちが悪い。

先日も、みんなでご飯を食べに行こうということになった。
単にご飯を食べに行くだったわけなのだけど、
「せっかくご飯を食べに行くのだったら、近所の紅葉も見に行きたい」
「そしたらゆっくり行動したいので、日程をずらしたい」
と言われた。

いや、正確に言えば、
「日程をずらしたい」
ではなく、
「その日だったらわたしは行かない」
と言われた。

人のエネルギーを吸い取るだけ行動力がある人なので、その人がいつも主役になる。
つまり主役不在だと、誰もご飯を食べに行くのも着いてこないわけだ。

ということで、日程は変更。
この人には向かっても怖いことはないが、この人と意見が異なるとほんとうに疲れる。

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精神科病院入院体験記

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