日曜日にみんなが遊んでいるのを見ると辛くなる
精神をやんでないと理解できない病気、
「日曜病」
症状は、
「日曜に楽しそうに遊んでいる人を見ると辛くなる」
ふつうの人は意味がわからないと思う。
だって、精神病で自宅にいる人は、毎日が日曜日。
遊ぼうと思えばいつでも遊べるし、病んでる人は曜日に関係なく病む。
というかそもそも曜日感覚が薄れていく。
精神障害者の日曜病は健常者の日曜病とは違う
健常者の日曜病といえば、「サザエさん症候群」。
「サザエさん症候群」は、言わずともしれた、サザエさんを見たら翌日からの仕事を考えてしまいブルーになる病気。
ブルーマンデーとも言ったりする。
一方、精神疾患で自宅療養している人の日曜病は大きく違う。
上にも書いたが、
「日曜日にみんなが遊んでいるのを見てると鬱になる」
というもの。
日曜病の原因
うつ病ではないふつうの人には理解し難いであろう、日曜病の病理について説明する。
- みんな遊んでるのに自分は病気だし遊べない
- 自分は病気だし、ふつうの人のように遊ぶべきではない
- ふつうの人のように遊べない自分が情けない
- ふつうの人のように遊べる時間はあるが、社会人欠格なので遊んではいけない
- あんな遊び声、聞きたくない
つまり、自分は人並みに働いているわけではないから遊ぶべきではない。なのにふつうの人のように遊んでいる。羨ましいがそれはできない。だから、幸せそうな人が憎らしい。見てるだけで苛立つ。
日曜病を克服してしまった今はなんとも思わなくなったので説明が難しいけど、病理はこんな感じ。
こうやって日曜病を克服しました
日曜病を克服したきっかけは、働くようになったからではない。
治すためには長い道のりがあった。
世間の人が休んでるときに遊びに行きたいと思い、友人にゴールデンウィークにドライブへ連れて行ってもらったっり、桜を見に行ったりもした。
でも何の解決にならないどころか、たくさんいる車の中の人が全部健常者なの多かと思ったら逆に気に病むだけでろくなことはなかった。
で、治った原因。
治った原因は、
別に遊んでもいいじゃん、と思い始めたから。
焦って病気を治そうとしたり、焦って仕事を始めたり(復職しようとしたり)しても、なんにも起きない。
焦って仕事を開始したからといって症状がよくなるわけではないからね。
ということで、そのうち再就職のことはあまり考えなくなり、日々遊ぶようになったのでした。
1年後に病気は治ってなかったとしても、10年後には治ってるだろうし、そしたらまた忙しい日々にのまれて遊べなくなるだろうし、そんなんだったら今のうちに遊んでおこうという考えです。